ギムレットさんが自身のサイト「朝宮ジム記録保管庫」で、なぜ今サイトを立ち上げたのか、その思いを語れていました。

僕自身もサイトを運営していて、なぜサイトを続けているのか、いろいろと理由はあるし文章にしたい思いもあったのですけど、

気恥ずかしい思いがあったのでしてなかったのですけど、ギムレットさんがサイトについて熱い思いを語ってますし、

僕自身も今回サイトについての思いを文章として留めておいた方が良いかと思い書かせていただきました。

 

僕が12年以上にわたって運営を続けてきたサイトのM-tribeを閉鎖したのが2014年のことで、その時は女子ボクシング創作をする気になれない期間が長きにわたったので卒業しようと決断したのですが、その二年後に創作意欲が戻ってきてPinky boxyと名前を変えてブログ形式で運営を再開しました。

 

M-tribe閉鎖の前から数えておよそ四年、女子ボクシング創作から離れていて、戻ってきて、pixivが創作の場としてますます主流になっているんだなぁと思いました。

前よりも反応が多いですし創作者も増えていてそれはとても喜ばしいことでしたけど、女子ボクサーのキャラクター性がサイト時代に比べて出づらくなってるような印象を覚えて、それで、じゃあってことでpixivではプロフィール絵をよく描くようにしました。

また、連作もサイト時代に比べてちょっと少なくなってる気もして、よしっ連作にもチャレンジしようと挑戦してみたりもしました。

 

その後、Pinky boxyはブログじゃレイアウトに物足りなく感じてきたので、サイトに再び戻ることになったのですけど、

10年ぶりくらいにサイトで運営を行っているうちにあることに気付き始めました。

サイトだとデザインをだいぶ自由に出来るから、じゃあこういう継続した企画を行ってみようというアイデアが出てきて、じゃあこういうキャラクターが必要だからデザインしようとなって、デザインされたらプロフィールページをちゃんと設置しようという流れが出てきて、ブログ時代よりも新しく描かれたキャラクターに愛着が出るようになりました。

 

それで昔のことを思い出して、Pinky boxyも旧サイトのM-tribeも小説サイトで、当時人気を得ていたのはイラストサイトが多くて、小説サイトを管理していた僕は、そうした人気のイラストサイトのことをよく分かってなかったのですけど、今振り返ってみると、こういう人気のイラストサイトから多くの女子ボクサーのキャラクターが生まれて人気を得てきました。

なぜ、多くのオリジナルの女子ボクサーキャラクターが生まれたかというと、当時、イラストサイトを作ったら、サイトの看板娘を作るという流れが自然として出来上がっていました。看板娘が出来上がったら、彼女には設定がありますから、サブキャラクターが生まれてきます。それらはジムメイトだったりライバルだったり姉妹だったりと多様なキャラクターたちでした。

 

サイトを守る看板娘がいて、その看板娘がサイトのトップにイラストとしていて、時には試合をしたり時には練習している姿が見られたりと、そうした看板娘たちの日常が描かれているのを見て、とても引き込まれていった思い出が蘇ってきました。

看板娘たちはいわば、サイトのアイコンみたいな存在で、だから、長くに渡って愛されるキャラクターとしてサイトを見てきた人たちの心の中に残っているのかなと。

そう思えた時、サイトっていうのはすごいなと思いました。

キャラクターを生み出すのは個人の力だけでなくていろんな環境があって生まれるんだなと思いました。

 

僕は小説サイトを運営しているから、小説を生み出すことに重きを置いていて、イラストサイトの看板娘の魅力により気付けたとしても

当時のイラストサイトのようなことは出来ないですし、小説サイトとしてやれることをやっていきたいので、看板娘を生み出して、試合絵を描いたりとか日常絵を描いたりとかそういうこともしないのですけど、僕は僕でサイトにいろいろと助けられて創作が出来ているという実感があるので、だから今もサイトを続けています。

言葉だけだとなかなかサイトの魅力が伝わりづらいかなとこうして書いても思いますし、個人サイトが全盛だった時を体験している人なら、しっくりと感じていただける人もいるかなぁと思うのですけど、個人サイトは投稿する手間がかかるし反応も得づらいですから、

少数である現状は仕方ないかなぁと思います。SNSは創作だけじゃなくて交流もしやすい魅力がありますし、一方で、個人サイトには個人サイトならではの味わいもあるので、個人サイトに少しでも関心を持ってくれる人が増えたらなぁと思います。